2010年10月21日

書字で脳を活性化 パソコンの使いすぎには要注意 ZEBRA

文具メーカーZEBRAのサイトに

書字で脳を活性化 パソコンの使いすぎには要注意

というページがあります。

これがまあ、たいへんなページなのですが。


とりあえずこのページは、
東京書芸協会の関係らしい。

2003年4月26日(土)早稲田大学にて開催された、
東京書芸協会川原世雲氏の発表をもとに編集しています。


早稲田大学はこういうところにハコを貸さないでね。

で、この書芸協会ってサイトをみてみたら、ああ、これ、書道の会だねー。あきらかに。

こう。
私のうすぎたない本音を出してしまうと、
書道の人がアホなことをいえば、私には都合がいいんですね。私は書字教育にくいこむ書道を批判してるので。
アホなことを言ってくれると、ハートがあったかくなるの。

「ああ、書道の人も私を応援してくれる。
 私は1人じゃない。
 たくさんのひとに、ささえられている。
 みんなありがとー黒ハート!!
 みんなだいすきーハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)

って。そういう気持ちになるのですが。
それにしても、こんなに書道の人の愚行が嬉しい私でも、このページはさすがに困るなあ。
ちょっと引用しますね。
でも、本文ページの方がキレイな図があってみごたえがあってくらくらするので、ぜひクリックして原典にもあたってみてください。


■書字と脳
脳研究の中で、「書字」という活動が注目を集めています。「書字」という行為には、脳機能の中で関わっていない箇所がないと思われるほど、広範囲にわたって脳を同時に大きく使っています。さらに、平面的なかなくぎ文字を書く時と、立体的で流れるような文字を書く時では、脳の使い方が違うことと考えられています。

最近話題にのぼる「ITボケ」や「ゲーム脳」なども、この手で文字を書かなくなった私たちの生活が少なからず影響しているようです。パソコン等での作業に慣れきってしまうと、脳の活動が低下してしまうことはよく知られています。パソコンやゲームを長時間続けている人の脳波は、「痴呆」と同じ状態になっていると指摘される点からも、「書字」の大切さがうかがわれます。

脳の活動には大きなエネルギーが必要。体重の2%程度の重さの脳が、体全体の20%近くのエネルギーを消費しています。体重の約半分を占める筋肉が体全体の20%程度のカロリーを消費するのと比べてみると驚いてしまいます。また、脳が必要なエネルギー源はブドウ糖だけ。とってもぜいたくな器官なのです。脳は体の他の器官と違い、それ自身が痛みなどを感じないため、客観的な視点に立って、その活動のバランスをとっていくことが大切です。


ITボケ! ゲーム脳!
えーと。ゲーム脳についてはかなり批判がありますねえ。
いろいろあるけど、まあ。このへんでも。↓

「ゲーム脳」徹底検証
斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖1


つぎのページいきます。

■パソコンばかりでは危険
最後の一文字を間違ったら要注意!
最近、半紙などの作品を書く時に最後の一文字に錯書が起こったり、字形が崩れる例が急増しています。これはVDT作業やメールを打ち続けたり、ゲームをやり続けることにより、β波が常に出ていない状態が続きβ波の高まりを得ることができないことが原因と考えられます。

※VDT作業:ディスプレイ、キーボード等により構成されるVDT(Visua lDisplay Terminals)機器を使用して、データの入力・検索・照合等、文章・画像等の作成・編集・修正等、プログラミング、監視等を行う作業

漢字が書けない人が増えている?
パソコンばかり使っていると、漢字が書けなくなるという経験は多くの人が持っているはず。これは頭頂葉疾患に近い空間失書の例で、文筆業をしている人でさえも、キーボードばかりで文章を作成しているとごく簡単な字が書けなくなったという例もある程です。ブラインドタッチという言葉が示すように、空間的なコントロールを介さない慢性的な指の単純運動が原因と考えられています。最初の一文字の位置が決められなかったり、紙面に文字が入りきらなかったりしたら要注意です。

まず小学校低学年レベルの4〜6字熟語を思い浮かべます。半紙と筆を用意して、一点一画ゆっくりとそれを書いてください。その際、書いている時と、画から画に移る時も含めて同じスピードで筆を進めます。尚、画から画に移る際、筆先は紙面より1cm以上あげないようにしてください。

指先を細かい運動は頭を活性化する?
編物など、指先の細かな作業をする人はボケないなどとよく言われます。文字を書くという動作についても同じです。しかし慣れきって書くようになったり、ブラインドタッチするようになると、その指先の運動は小脳で代替され、結果、指先を動かす脳の部位の隣にあるブローカー野への血流の影響がなくなり、頭に良いとは言えません。また大脳は同じことの繰り返しを嫌います。VDT作業者が緊張した状態(発話以外に並行して思考、動作を求められる場合)での発話に支障が出るのは、左利きの子供を右利きに矯正しようとすると、しばしば吃音を生じるのと同じです。



「最近、半紙などの作品を書く時に最後の一文字に錯書が起こったり、字形が崩れる例が急増しています。これはVDT作業やメールを打ち続けたり、ゲームをやり続けることにより、β波が常に出ていない状態が続きβ波の高まりを得ることができないことが原因と考えられます。」

このへん、くらくらします。
β波うんぬんはゲーム脳由来ですね。つまり、ヨタ話とかんがえていい。

「パソコンばかり使っていると、漢字が書けなくなるという経験は多くの人が持っているはず。これは頭頂葉疾患に近い空間失書の例で(略)」

疾患かー……単なるものわすれじゃなくて?

「ブラインドタッチという言葉が示すように」

ブラインドタッチという言葉がなにを示しているっていうんだ。「ブラインドタッチ」という言葉のどこに「空間的なコントロールを介さない慢性的な指の単純運動」という意味がはいってるんですかね。あと、「ブラインドタッチ」は「ブラインド」に問題があるから、「タッチタイプ」とかいうんじゃないの?さいきんは。

あー、つかれた。全部のページに突っ込むのはあきたので。
おのおの原典にあたってくらくらしてみてください。

さいごにいっこだけ。
ゆるせない記述。

「VDT作業者が緊張した状態(発話以外に並行して思考、動作を求められる場合)での発話に支障が出るのは、左利きの子供を右利きに矯正しようとすると、しばしば吃音を生じるのと同じです。」

ここがひどい。

書道こそが、左手書字者いじめの総本山のくせに。
公教育にいすわって根拠のない「毛筆必修」と「正しい筆順」で左手書字者におしつけていじめてるくせに。

「左利きの子供を右利きに矯正しようとすると、しばしば吃音を生じるのと同じです。」

って、いかにも「左利きの味方ですう。マイノリティの権利も大切にしてますう」な顔をしてみせて、じつは左手利きとVDT作業者を同時におとしめている。

ぬすっと たけだけしい

とはこのことだ。

たけだけしいな。
じつにたけだけしい。
タグ:ニセ科学
posted by なかのまき at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ニセ科学;筆跡学