2010年03月20日

新人いじめのツールとしての筆順指導

私の先輩で、ニュージーランドで日本語教育の教育実習をうけたとき、「呼」の長い縦線は、ややカーブしているのが「正しい」と指摘されたそうです。

ど、どんだけ……
非漢字圏の人対称の日本語教育なんだから、あきらかに「呼」の縦線の緩やかなカーブがなんたらかんたら、みたいなことは、学習者にはいってないでしょ。
ぜったい。

なんだろうな。

きっと、学習者にはそんなきびしいこと言ってない。
にもかかわらず。
教育実習生がきたら「それーっ」ってあらさがしにおおはりきり。
うん。通過儀礼ですね。
新人いじめという名の。


あと、私は日本語教育畑ではないのだけど、なんでか台湾に日本語教育の教育実習にいったことがあって、そのミーティングのとき、
大学院の同期と言い合いになってしまったのですが。


「書き順は間違えてはいけません」
「書き順はみぎききにだけにつごうのいいつくりになっています。私にあなたの趣味をおしつけないでください。正しさをおしつけないでください」
「趣味でなくて、教育実習のとき、ボクは指導教官に書き順を厳しくいわれたから、ボクも言うんだ」

という。
あ、すっごく「」部分がうさんくさいしゃべり口調になってるのですが、実際はここにかけないほどえげつない口論だったので。
脚色してます。

えーと教育実習……なにやってんの?
だいじょうぶ?

大学の教員取得の教育実習で、書き順かなり厳しく言われるってのは、わりとみんな証言してるので。
そういうこと、あるんでしょう。
で、このとき、「正しい書き順」「正しい字体」への忠誠心が若い教育実習生に芽生えるわけですね。

教育実習生への指導法みたいなのは一定の基準がさだめられているのかな。
で、なんかそこに「筆順をネタに新人いじめをしましょう」っていう項目があるのかしら。
いやー。なんか、左手で字を書いてる教育実習生、どうしてるんでしょう。

いや、左手書字者は教員免許を取得出来ない、という……いや、そ、そんなことないよ……ね。

も、もちろん、
教員の右手書字者と左手書字者の比率は、社会一般の右手書字者と左手書字者の比率とほとんど一致してるよ……ね?

一致してなかったら。
左手書字者に就職の差別があることになるんじゃないかな。
左手書字をおこなう学習者は一定数いるんだから。

うーん。
そういうのを調べたデータはないのかしら。
もちろん、一致してるなんて思えませんが。
あ、まちがえた。一致してないなんて思えませんが。
って言いたかったんですよ。はい。うん。もちろん。

うーんとね。
「近頃の教育はけしからんぞ」
っていってるひとはかなり、たくさんいます。
「教師が悪い、子供が悪い、親が悪い、政府が悪い」
いろいろいってるけど。

「大学の教育免許取得課程が悪い」

ってのは、あまりきかないなあー。
けど、どうなんでしょう。
このへんは、大学の教員免許課程に詳しい人にきいてみたいですね。
posted by なかのまき at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 書道教育
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