2010年04月05日

知らない自分がいるということ

『性格とはなんだったのか 心理学と日常概念』(渡邊芳之・新曜社・2010)
よんでいます。
というか、読んでいる途中です。

タイトルが。
「性格とはなにか」じゃなくて「なんだったのか」。
かっこいい。

この本よんでいて思い出したんですけど、いや、この本とは直接かんけいないんですけど。

わたし、ちょっとまえ、給湯室でナイフつかってリンゴをむいていたら、
「左手でリンゴをむくなんて器用だね」
って言われたんですよ。でね。もっとまえに、
右手用ハサミつかって左手で紙を切っていたら、その危なっかしい手つきに
「おまえ、不器用だな」
っていわれたことあるんですよ。

私は、私なんですよ。

左手でリンゴ→器用
左手で右手用ハサミで紙を切る→不器用

で、どっちも、私が器用か不器用かに、一切かんけいないんですよ。かんけいないでしょ。
かんけいないけど、その人にとって私は「器用な人」もしくは、「不器用な人」なイメージで固定しちゃってるんでしょうねえ。
そういう経験をすると、かえって「本当の私は〜」みたいなのが、どうでもよくなりますね。
「自分らしさ」なんかどうでもいいや。


あ、そうだ。また関係ない話になりますけど。
私、名前を漢字でかくと、男か女かわからないかんじなんですよ。
で、小学生の頃なんか、字をみて性別を判断されてたんですよ。
男に。
とくに、4月とかね。先生が生徒の顔と名前をまだあまり把握出来てない頃。
宿題を返すために名前をよぶ→漢字を見ると男か女かわからない。
字を見ると字が汚い=男にちがいない。
ためらいもなく。
「なかのくん」
「……」

ここで、「はい」と言って立ち上がるときのつらさ。
「私の字が汚いから男子に間違われるんだ」って。
いや、今の私だったら笑い話にできますけどね。
あの頃は、やっぱり、けっこう悲しかったですよ。
字の汚さで性別を(間違って)判断するのはどうかとおもう。

そうだ。
また話がかわって、小学生から中学生にかけてやたらと学習塾系のセールスの電話やら訪問販売がきてたんですよ。
「なおき君」あてに。
最初は、「そんな人いません」っていってたんだけど、やたらと来るので、「ああ、もしかして私の名前、男とまちがわれてる?」みたいな家族会議になって。
いもしない息子がいることになって、腹が立ったのか母親が、
「次になおき君あてに電話がかかってきたら、『お兄ちゃんは……もう、いないの』って、泣きまねしなさい。嘘は言ってないし。もう電話かかってこなくなるから」
みたいにいわれて、うん。
何回か、私、お兄ちゃんを失踪させました。

それでね、不思議だったのが、なんで「まき」じゃなくて「なおき」にばっかり、学習系の勧誘セールス電話がかかってきたのか。
だって、私が20歳になったころ、成人式の着物のレンタル屋からやたらと電話かかってきたんですよ。「まき」あてに。
そうかんがえると、べつに「まき」あてに学習塾の電話がかかってきてもいいじゃないですか。なんで(居ない)「なおき」ばっかりに!

いやなことをかんがえると、あれですかね。
女こどもより、男こどものほうに、親は教育の金をかけたがる、っていう。なんか、そういうのがあって。だから男の名前だけに学習塾のセールスの電話してたんじゃないかしら。

「いや、そんな時代じゃないだろ!」
って思いますか?
じつはね、私の高校受験の頃ね、学区のトップ校が、女子より男子をかなり多くとってたんですよ。
これ、もう公然の秘密でね。
進路指導するときも、中学の先生が、「××高校にはいりたいなら、女子なら偏差値〜、男子ならもうちょっと下だけど」みたいなことを、堂々といってたんですよ。
(女子の方を少なくとるから、同じ公立の共学の高校なのに、女子の偏差値のほうが高い)

これ、今なら大問題だよな。というか、当時だってどうして放置されていたのか、だれも変だとおもわないのか、っていう。
そんな現実があって。

そうかんがえると、「まき」じゃなくて「なおき」に学習塾の勧誘の電話がかかってきたのは、そういうことなのかな。
あそこの地方は、そういうところだったんだ。


___________
補足
「なおき」君あての電話とべつに、「まさき」君あての電話もかかってきてました。
それを書き忘れてました。
posted by なかのまき at 22:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
それわ ふかよみしすぎで、たんに ぎょーしゃに ながれてた めーぼに ごしょく(直)が あっただけでわ?
Posted by kadoja at 2010年04月06日 14:24
あ、誤植もあったとおもいます。じっさい、DMで「なおき」あてのがきたことあります。
で、書き忘れたんですが、「なおき」くんにも電話が来ましたが、「まさ(真)き」くんあてに電話もきてたんです。けっこう。
学習塾からの電話にも、「なおき派」と「まさき派」のせめぎ合いがあって。だけど「まき」には電話こなかったんですよ。

ああ、でも男に間違われた印象ばかりつよくて、「まき」にもきてたことを忘れてるのかもしれないな。
記憶はたよりにならないですからね。

こんど、実家にかえったらついでに、母に確認してみます。
Posted by なかのまき at 2010年04月07日 20:56
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